コンビニでマスクを回収 善意の橋渡しに|廿日市ライオンズクラブ | 今こそ廿日市 【廿日市市新型コロナ対策特設サイト】

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2020/06/18

コンビニでマスクを回収 善意の橋渡しに|廿日市ライオンズクラブ

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廿日市ライオンズクラブでは、家庭で使われていないマスクを、市内のコンビニ約30店舗で回収する取り組みを行っています。集まったマスクは、市を通じて必要としている福祉施設などに送られます。市民の善意の橋渡しとして始まったこの取り組みが話題となっています

 

まだまだ必要とされているマスクの寄付を呼びかけ

 

回収できるのは手作り品を除いた、布製もしくは使い捨てのもの。未使用・未開封のマスクを受け付けています。

 

廿日市市内でも5月下旬から、政府配布の布マスク、いわゆるアベノマスクが届き始めました。小売店でのマスク不足も多少緩和されてきたところですが、介護施設や作業所など、まだまだマスクを必要としているところがあります。

 

廿日市ライオンズクラブの鹿内光信(しかうちみつのぶ)さんは、
「家に眠っているマスクを、なんとか役立てたい、でもどこに持って行っていいのか分からないと思っている方がいるはず。多くの人が来店するコンビニで回収することで、その受け皿になることができればと考えました。」
と言います。

 

「家にはすでにマスクがあるし、国からもらったものをむだにしたくないので。」
と寄付をしに来た男性の姿もありました。

 

「役に立ちたい」市民の善意の受け皿になる

 

「自分のできることで、今大変な思いをしている人たちに貢献したい、そんな市民の気持ちが活かせるところに意味があるのかなと思います。」と鹿内さんは言います。

 

「廿日市ライオンズクラブでなにができるだろうかと考えたとき、直接お金やものを寄付するという選択肢もありました。それよりも私たちが善意の橋渡しをすることで、マスクを寄付する人は役に立てたと思えるし、受け取る人もうれしい気持ちになれますよね。」

 

 

この取り組みは、コンビニ以外に、市内の主な金融機関などでも行われています。

 

5月下旬から6月30日までをいったんの回収期間とし、集約されたのち、市の聞き取り調査で必要と思われるところへ届けられることになっています。

 

明るい廿日市を取り戻すために

 

経済活動を徐々に再開し、ゼロにはならないであろうウイルスの感染に気を付けつつ、共存しながら生活していくことが今後のスタンダードになるだろうと考えている鹿内さん。

 

「あまりひどく恐怖心をあおらずに、ある程度通常の生活をしていくうちに廿日市も少しずつよくなっていくのではないかと思っています。」

 

マスクの寄付に見られるような思いやりの気もち、廿日市が元気になってほしいという気持ち。そういった市民の思いを廿日市ライオンズクラブがつなげていきたい、そして早く、明るい廿日市を取り戻せるようにと願っています。

 

 

廿日市ライオンズクラブ

住所:廿日市市本町5-1 廿日市市商工保健会館内
電話:0829-20-0027
ホームページ
http://h-lions.main.jp/


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