株式会社グローバルリゾートレジデンスが運営する『グローバルリゾート MISEN 弥山』は今年のオープンと同時に新型コロナウイルスの影響により観光客減少という問題が起こりました。

 

そんな中でも柔軟な発想と従業員を守るという強い信念で困難を乗り越えています。

 

昔のかたちを活かして

 

 

 

『グローバルリゾート MISEN 弥山』は２０２０年１月、『民宿 東京荘』から建物とスタッフさんも一緒に、株式会社グローバルリゾート代表取締役の中道崇志（なかみちたかし）さんが引き継いで誕生しました。

 

 

 

 

『民宿 東京荘』の地域に根差した宿としての姿、またスタッフさんも地元の方も多いという点を活かして、『グローバルリゾート MISEN 弥山』は地域の方も、さらにご利用頂き、楽しんで頂けるように試行錯誤しました。

 

 

 

「近所の方から『民宿 東京荘』は昔、宴会としてもよく利用していたという声を聞き、東京荘から引き継いだ料理人さんの力も活かして、料理にも力を入れる事にしました。大浴場もありますし、宿泊しなくても寄りたくなる場所にできればと、今までとは違った目線の取り組みをオープン時から考えています。」

 

 

スタッフと地域を大事に

 

新型コロナウィルスの影響で団体客のキャンセルも相次ぎました。

「スタッフにも不安な表情が見えてくる中、３月時点で１００％雇用、給料も１００％を維持することをみんなと約束しました。その言葉で自身も奮い立たせ、新たな取り組みや地域の方へのサービスの強化などを始めました。」

 

 

中道さんは、ランチをテイクアウト中心のメニューに変更し、屋上での貸しバーベキューをお試しで行って、屋上のより良い活用策を考えるなど、コロナ禍で生まれた時間を活かして多くの策を練りました。

 

 

また、駐車場の広さを活かしてキャンピングカーでも泊まれるホテルとしてモニター募集を始める等新たな挑戦も始めています。

 

「コロナ禍で強みとなったのはスタッフの地域へのお声掛けと、口コミでした。今までの他のホテルは海外客も見越した運営でしたが、グローバルリゾート MISEN 弥山は地域に根差した場所にもしようと、このコロナで改めて考える良い時間となりました。」

 

どんな時もグレードアップし続ける

 

 

 

「また、廿日市市の魅力をじっくり見つめる時間も生まれました。海と山がある資源の多い廿日市。これはなかなか他の地域にはない魅力がたくさん詰まっています。

 

吉和、佐伯、大野、宮島と昔は別の町でしたが、一つの廿日市市となったのだから連携していかないと勿体無いのではと思う所もあります。

 

コロナ後、人が戻ってきた時に、廿日市市全体がどうしたらさらにグレードアップした姿を見せられるか？もっと魅力いっぱいのエリアにできるか？ワクワクしながらいま考えています。」

 

 

グローバルリゾート MISEN 弥山は地域同士の懸け橋として、ALL廿日市の精神で前進し続けます。