コロナウイルス感染症拡大のなか、危険と隣り合わせで働く医療従事者のため、全国的に様々な支援活動が行われています。
廿日市市でも、フランス菓子を専門にケーキや焼き菓子を製造販売しているパティスリーパックと、カフェやレストランに業務用紅茶を卸している㈱アルモニーが医療機関へ商品の差し入れをしました。
差し入れのきっかけは、㈱アルモニーの代表取締役、廣瀬優子さんが見た、あるテレビニュースでした。
パティスリーパックのオーナーシェフ、平川浩治さんがかつて修行したフレンチの名店、オテル・ド・ミクニ。当時の師匠である三國シェフをはじめ、東京のトップシェフたちが、腕を奮ったお弁当で医療従事者を支援しているというものでした。
「全国にいる弟子たちにもぜひ続いてほしい。」
三國シェフのメッセージを知った平川さんと廣瀬さんは、緊急事態宣言下の緊張と不安のなか、地域の医療を支えてくれている人たちにひとときでも心休まる時間をと、宮内にある廿日市野村病院へ約400人分の焼き菓子と紅茶を届けました。
野村病院の院長先生とは、普段からスタッフのためにスイーツを買っていただいていたご縁がありました。日ごろの感謝の気持ちもこめた差し入れに、病院スタッフみなさんが喜んでくださいました。
自粛期間の間、よく売れたのが、シューアラクレームやスフレサンドといったおやつにぴったりの価格帯のものでした。
なかなか外出ができないなか、パティスリーパックのスイーツを食べることが、廿日市の人たちのステイホームの楽しみになったのかもしれません。
スイーツやお菓子はみんなを幸せに、笑顔にします。
「お菓子のチカラで、いつもの笑顔を取り戻したい。」という趣旨で、5月に「お菓子味来(みらい)チケットプロジェクト」が立ち上がりました。
パティスリーパックも参加しているこの企画では、販売期間内にチケットを購入すると、特典付きで商品を買うことができます。
4月2日、宮島口の新観光商業施設etto(エット)に2号店をオープンしたパティスリーパック。
「国内外の観光客の目に触れたとき、『おっ。』と思ってもらえる商品を発信していきたいんです。」と平川さんは言います。
限定商品のシャンピニオンを目玉に、焼きたてクッキー、マカロン、フラッペや紅茶などがあり、イートインもできるetto店ですが、オープンからほどなくして全館休業となりました。
「これまでと同じことを永遠に続けられるわけではない、変化に対応していかなければ」と感じたという平川さん。
新たな気持ちで再スタートの日を待ち望んでいます。
※記事内情報は6/17時点のものです。
本店
住所:廿日市市宮内1099-1
電話:0829-38-7554
etto店
住所:廿日市市宮島口1-11-8
電話:0829-20-5533
ホームページ
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