廿日市を元気にするキャンペーンや取り組みを、より多くの方に知ってもらいたいとPR中の「今こそ、廿日市」プロジェクト。宮島街道沿い、JA廣島総合病院横の解体工事現場を囲うパネルに、幅約19mの大型看板が設置されました。「市民に大きな勇気を。」と地元広島のカープとサンフレッチェからの応援メッセージも一緒に掲げられ、道行く人の目を引いています。
両チームのメッセージが入った看板の設置には、三共ディスプレイ株式会社の営業部、平岡剛史(ひらおかたけし)さんの強い思いがありました。
地元廿日市のために何かできることはないかと考えていた平岡さん。廿日市市民を勇気づけ、より広くプロジェクトを知ってもらうため、広島で活躍するプロチームの力を借りるのはどうだろうかと思いつきました。
社内業務で両チームを担当している平岡さんは、プロジェクトへの協力を依頼。念願叶って、車の往来も多く、たくさんの人にメッセージを届けられる場所での設置に至りました。
平岡さんがプロチームのメッセージを切望したのには、スポーツをがんばる子どもたちが活躍の場を失っている背景もありました。
野球少年の父でもある平岡さん。高野連の選手権大会中止の知らせに、甲子園を夢見て練習してきた高校球児たちの気持ちを思いました。高校生に限らずあらゆるスポーツにおいて、子どもたちは日々の練習も自粛せざるを得ない状況に置かれました。
看板にはサンフレッチェ広島ユースからJリーグトップチームに上がった、野津田岳人選手の写真と直筆メッセージも。
「あこがれのチームや選手のメッセージを見て、この状況にくじけずに今日もがんばろうって思ってくれたらうれしいです。」
と平岡さん。子どもたちに勇気と希望を届けられることを期待しています。
「一人ひとりができることって小さいけど、まず一歩としてチャレンジしてみる。そこから一人ではできないことを二人、三人で協力していけば、今の状況もよくなっていくのかなと思います。」
今回の看板設置にあたって、多くの方の力で思いを形にできた平岡さんは実感しています。
「『吐く』という字は、口に+(プラス)と-(マイナス)から成り立っています。-(マイナス)を取ると「叶う」という字になるんですね。マイナスの言葉ではなくプラスの言葉を発するようにすれば、いろいろなことが叶っていくんだということを、多くの人と共有したいです。」
看板は9月まで設置され、廿日市市民にエールを送ります。
住所:廿日市市木材港北7-17
電話:0829-32-8757
ホームページ:http://www.sankyo-d.com/