食で繋がりまるごと応援!|JA産直ふれあい市場 よりん菜 | 今こそ廿日市 【廿日市市新型コロナ対策特設サイト】

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2020/06/28

食で繋がりまるごと応援!|JA産直ふれあい市場 よりん菜

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2020年4月のオープンと同時に新型コロナウイルスという問題が降りかかったJA産直ふれあい市場『よりん菜』。

 

その苦境をチャンスと捉えて、地元密着をより強く打ち出し、廿日市市を支える場として動き続けています。

 

ピンチをチャンスに

 

 

販売企画担当課長の小松康伸(こまつやすのぶ)さんは「『よりん菜』は、廿日市・大竹市の地産地消の発信拠点、そして地元の人が交流を深める場を目指しています。コロナ禍の今、繋がりを深めなければならないと意識して動いています。」と語ります。

 

最初に観光客減で困っていた宮島の店舗のお土産物やホテルのテイクアウト料理の店頭販売にチャレンジしました。

 

 

近所のご高齢のお客さんからは、「足が悪くて宮島に行くのは難しい。ここで買えて嬉しい。今後も続けてほしい。」といった嬉しい反応もあったと言います。

 

その反応を受け、宮島の銘品の販売の継続や、ホテルの料理人さんによる料理教室開催などの企画も進められています。

 

農家さんや飲食店さんも応援

 

 

また、近隣の学校も休校となり、給食用の野菜を作っていた農家さんは大きな打撃を受けました。
そこで、玉ねぎなどの野菜販売時には「給食用野菜」だと分かりやすいPOPを独自に作って販売にチャレンジしました。

 

家庭で使う野菜とは規格が違う給食野菜が売れるか不安はあったものの、地元の農家さんが困っていると知った子供を持つ親御さんたちが「給食にはいつも助けてもらっているから。」と積極的に購入し、あっという間に完売しました。

 

さらに、近隣の飲食店のテイクアウト情報を紹介するコーナーを設置するなど情報発信にも力を入れました。

 

ここで初めて情報を知ったという方も多く、目標に掲げていた地元の発信拠点としての役割にも繋がったと言います。

 

 

日頃の繋がりが助け合いの輪に

「農家さんだけでなく、日頃の繋がりのおかげもあって、廿日市市の沿岸部から山間部まで、広くそして手早く支援の輪を広げることができました。

 

これからはJAの『中央サミット』という他県への繋がりも活かして、廿日市市の良品を届ける存在になりたいです。

 

そして、コロナ禍がきっかけで、お客様の今まで他所へ向いていた目が、地元に向くようになってきました。今こそ、地元の良さを知ってもらう時だと思っています。」

 

コロナ禍の中、今までの縁を強く繋ぎ、より多くの人に地産地消を広げていく。『よりん菜』はこれからも地域の輪を広げていきます。

 

 

JA産直ふれあい市場 よりん菜

住所:廿日市市地御前1丁目22-30
電話:0829-36-2831
営業時間:午前9時~午後6時
定休日:毎週日曜日、盆、年末年始

 

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