株式会社ウッドワン

株式会社ウッドワン

― 多様な人材が働く企業紹介 ―

持続可能な森林経営と、多様な人材が輝く職場づくり

木質内装建材のリーディングカンパニーとして知られる株式会社ウッドワン。約36年前から取り組むニュージーランドでの循環型森林経営は、SDGsの先駆けとも言える活動です。一方で、国内では少子高齢化による人材不足に直面し、「全員が活躍できる会社づくり」を目指して、外国人雇用、女性活躍、若手・シニアの活躍促進など、多様な人材が輝ける環境づくりに注力されています。広報課長の中道圭一さん、採用担当の田邉陽介さんにお話を伺いました。

左:広報課長の中道圭一さん / 右:採用担当の田邉陽介さん

林業から始まった、循環型ビジネスモデル

ウッドワンの主な事業は、木質内装建材(フローリング、ドア等)、キッチンや洗面台、木質構造材の製造販売です。
同社の歴史は、中国山地での林業からスタート。約36年前、ニュージーランドの森林経営権を獲得し、「植えて、育てて、切って、使って、また植える」という循環型のビジネスモデルを確立しました。これはSDGsの思想を先取りする取り組みであり、現在も同社の多くの製品にニュージーランド産の木材が使用されています。

また、製品製造時に出る端材や広島県産材を中心とした未利用材を活用したバイオマス発電事業も展開。自然由来の木材を利用したクリーンなエネルギー創出にも取り組んでいます。

2018年から外国人雇用を開始。健全な雇用で相互成長を実現

国内の人材不足を背景に、2018年から外国人採用を開始。主にインドネシアからの技能実習生を受け入れており、現在、全社員の約4~5%を占めています。
「技能実習制度を活用していますが、当社では日本人従業員と差のない健全な雇用を心がけています」と田邉さん。食堂付きの社員寮でハラール食を提供するなど、文化的な配慮も行っています。工場内にはインドネシア語の表示を設置し、寮の規定もインドネシア語で作成するなど、安全第一の環境づくりにも注力しています。

この取り組みは、外国人従業員だけでなく、日本人従業員にも好影響をもたらしています。「日本語があまり得意でない人たちに教えるには、作業の平準化やマニュアル化が必要になります。それによって、既存従業員の指導スキルが向上し、業務の効率化にもつながっています」。
また、日本人・外国人問わず成人を迎えた社員を祝う「成人祝」を開催するなど、世代や国籍を超えた交流の場も大切にしています。

子育て世代を支える制度と、柔軟なキャリアパス

女性活躍推進法に基づき、行動計画を定めて取り組んでおり、育児休業からの復職支援や、子供が9歳になるまでの時短勤務、子の看護休暇制度などを整備。ライフステージの変化に応じた柔軟な部署異動も可能で、現在、製造職、営業職、事務職など、多様な部署で子育て中の女性が活躍しています。

「部署間の垣根が低く、どの部門がどんな業務をしているか理解しやすい環境があります。そのため、部署異動への不安も少なく、柔軟なキャリア形成が可能です」と田邉さんは地元に根ざした企業風土の強みを語ります。

新人事制度で若手もシニアも活躍。「全員が輝く会社」を目指して

2023年4月には人事制度を改正。昇格基準を明文化し、若手が実力に応じて昇格しやすい仕組みを構築しました。「何をすれば昇格できるのかが明確になったことで、若手のモチベーション向上につながっています。実際に入社3年目で早々に昇格した社員もおり、『やれば報われる』という実感を持ってもらえています」と田邉さん。
さらに、管理職に加えて「専門職」コースを新設。これにより、専門スキルを持つ社員(シニア層含む)が、自身の強みを活かして長く活躍できるキャリアパスを複線化しました。「専門職コースを選べることで、技術やノウハウを後進に伝えながら、適切な待遇で活躍し続けられる環境を整えています」と中道さんは説明します。

「外国人、女性、若手、シニア、誰もが自分らしく活躍できる企業を目指しています」と田邉さん。これからも日本をはじめ世界中の人々に、木のある豊かな暮らしを提供していきたい。そんな想いとともに、ウッドワンの挑戦は続きます。

取材日:2026年1月13日

株式会社ウッドワン

  • 創業年:1935年
  • 代表者名:中本 祐昌
  • 事業内容:木質内装建材、キッチン・洗面化粧台、木質構造材の製造販売、バイオマス発電事業
  • 所在地:広島県廿日市市木材港南1-1(本社)
  • URL:https://www.woodone.co.jp/