株式会社ギケン
― 多様な人材が働く企業紹介 ―
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働き方改革は業務フローの改善から。
男性育児休暇の推進で育児参加をスタンダードに。

自動車用品のデザイン、製品設計、試作製作から、プラスチック成型、量産、生産管理まで幅広く業務を展開する株式会社ギケン。取締役 営業Gr.兼総務Gr.リーダーの大角弘明(おおすみ ひろあき)さんは、社員も家族も絆が深まる企業をめざして働き方改革を推進してこられました。男性社員が育児休暇をとりやすい職場に変わった経緯やその秘訣についてお話を伺いました。
新分野への業務拡大で、複数の業務が担える人材を育成
創業以来、自動車用品の試作・デザインを主力としてきましたが、量産メーカーと異なり、時期によって受注数の差が大きく、繁忙期は人手が足りず、閑散期には人手が余るという悩みを抱えてきました。リーマンショック以降は自動車以外の分野にも参入し、医療・介護・福祉関連の樹脂製品製造で小ロットでの量産を開始。事業を広げたことにより、設計を担当しながら機械も動かす、というように、複数の業務を担う「多能工」が増えることとなりました。それまでは一人が休むと業務がストップすることもありましたが、多能工が増えたことで部署を超えてフォローしあいながら業務を進められる体制に変わったのです。

働き方を変えるには、まず会社が変わることから
有休取得奨励日を設けるなど、会社として働き方改革に取り組んだことで、社内も休みやすい雰囲気に変わってきました。すべて内製していた工程にアウトソーシングを導入するなど、業務フローを全面的に見直すことで社員の負担が軽減。社員が働き方を変えるのではなく、会社がシステムを変えることで、働き方改革の実現につながったのです。
その成果として、平成30年12月に初めて男性社員が約2週間の育児休暇を実施。令和2年、3年、5年とつづき、この間に子どもが生まれた男性社員全員が制度を利用し、子どもが生まれたら育休を取るのが普通の慣習になったのです。
育休後の社員からは、「子どもの成長を感じられてうれしかった」「コロナ禍で両親に頼れなかったのでとても助かった」という声や、「育児と家事の大変さがわかった」「復帰後もスムーズに育児参加できた」と、子育てを夫婦で取り組むことがスタンダードとなりつつあります。

ファミリー感あふれる社風から、自然にフォローしあえる関係性に
男性育休を実現するもう一つのポイントは、周りの社員の協力です。会社のある廿日市市津田は自然に囲まれているため、以前からBBQやサンマ大会、ピザパーティなどの社内イベントが活発で、社員同士の距離感が近いことも育休の取りやすさにつながりました。育休を取った社員が復帰後はより一層会社のために業務に励む姿も周囲に好影響を与えています。今後はさらに長期の育休が取得できるよう働きかけながら、若い世代が10年後、20年後に夢や希望を抱けるよう、誰もが幸せに働きつづけられる環境づくりを進めていきたいと思います。

取材日:2025年1月17日
株式会社ギケン
- 設立年:1981年
- 代表者名:森田 茂隆
- 事業内容:デザイン開発、試作開発、用品開発及び生産
- 所在地:広島県廿日市市津田字檜木尾10834-2
- URL:http://gkn.co.jp
- お問い合わせ先:0829-72-1144
