有限会社セシカ
― 多様な人材が働く企業紹介 ―
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相手の立場になって
支え合いながら働く
スタッフの意見で誰もが輝ける
場所に進化する美容サロン
美容サロン「cesica Principal(セシカ プリンシパル)」「cesica àge(セシカ アージュ)」を経営する有限会社セシカ。代表取締役の水井 美実(みずい よしみ)さんは、2012年に先代である水井さんの母から経営を引き継がれました。時代に合わせた柔軟な意見を取り入れ、子育て世代の女性だけでなく、どんな背景を持つ人でも働きやすい環境へとアップデートされています。その進化の秘訣について水井さんにインタビューしました。
母から引き継いだ店をスタッフの意見を取り入れアップデートしていく
cesicaという美容サロングループは、先代である母が1983年に創業させ、現在は私と姉の2人で2店舗を経営しています。17人いるスタッフのうち、14人は女性。6人が時短勤務、1人は育休中です。実は以前のcesicaでは、19時まで営業していて、そこから会議をしたり、閉店作業をしたりと忙しい日々を過ごしていたんですよ。しかし、2020年に新型コロナウイルスが大流行し、その際スタッフから「18時閉店」を提案されたんです。営業時間が短くなることで、売り上げが落ちるのではないかと心配しましたが、実際には売り上げが下がることはなくて。逆に、私自身、この営業スタイルがとても楽だと気が付いたんです。たった1時間閉店を早めるだけで、自分のプライベートな時間をゆとり持って過ごすことができる。そうやってスタッフ同士がより働きやすい環境にするための意見を出し合い、cesicaをアップデートしてくれるんです。
相手の立場になって考えることが働きやすい職場を作るカギ
ありがたいことに10年以上勤続するスタッフが半数以上おり、呉市や安佐南区から廿日市市にあるcesicaへ通勤してくれる社員もいます。スタッフからよく「働きやすい職場」と言ってもらえますが、私がなにか特別な制度をたくさん作ったわけではなくて。例えば、「子どもが熱を出したので休みたい」と言うスタッフがいれば、ほかのスタッフはその大変さを理解し、当たり前のように助け合う。働きやすい雰囲気って、言葉で説明するのは難しいけれど、相手の立場になって考えることができると、誰もが働きやすい職場になっていくのではないかと思うんです。それって、頭で分かっていても、行動にするのは案外難しい。スタッフの皆んなが私と同じ思いを持ち、支え合いながら働いてくれるので本当に感謝しています。
売り上げを伸ばすには、まずはスタッフを一番に大切にすることから
私がスタッフの声に耳を傾け、意見や提案を信頼して受け取る。そうやってスタッフを一番に大切にしていると、スタッフはお客さまに対して寄り添い、心のこもったサービスが提供できると思うんです。その結果、営業時間が短くても、年間休日を増やしても、売り上げを落とすことなく経営できるはず。cesicaという名前には、“光輝く場所”という意味を込めていて。それは、お客さまだけでなく、スタッフ自身もいきいきと笑顔で過ごしてほしいんです。働いていて楽しい方が、やっぱりいいじゃないですか!
取材日:2024年6月27日
有限会社セシカ
- 設立年:1983年
- 代表者名:水井 美実
- 事業内容:美容サロン「cesica Principal」「cesica àge」事業
- 所在地:広島県廿日市市宮内1057-1 アーバンモール宮内1F
- URL:https://cesica.co.jp
- お問い合わせ先:0829-39-3377